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あっというまに6月終わったーー

waikuru2.jpg14日はワイクルーといって先生の日でした。
タイでは先生はとても尊敬される存在です。
あたしも実習生だけど一応先生ということで、集会では学生たちの前に出て挨拶。(もち日本語)
花飾りをもらって恥ずかしくなるくらい崇め奉られ(笑)なんだか居心地が悪かったけど、なんにせよこんなにあからさまに尊敬される(表面的にだけど)経験ってのは滅多にないことだし、気分もわるくない。
珍しい体験でした。
学生の手作りの生花の花飾りがとてもキレイでいい香りでした。



6月が新学期だったということは、新入生がいるということです。
タイの大学では新歓というのは、飲み会じゃなくて、叱咤激励会のようです。
ラップノーンと呼ばれるその伝統的な会は1週間くらい毎日午後から先輩たちの企画により学科ごとなどに分かれて、かなり派手に行われています。
新入生は直立不動で整列させられ、その周りを先輩たちが取り囲み、なにやら説教したりしてます。
歌を歌わせたり、ダンスさせたり、気合い入れたりしてます。
ラップノーンの期間が終わったら1年生は後輩として認められ、あんなに怖かった先輩もけろっと仲良くしてくれるらしいです。
授業中はもじもじして当てられたら「え!オレすか!やべぇ!どうしよう!」みたいな学生が、
1年生の前ではいっちょまえに先輩面していばってるのが、なんだかほほえましくてかわいかった。
全体的にははっきり言って謎でした。最後までよく意味がわからなかった・・・。

けど、なんとなく学校行事のような、青春!的な雰囲気が漂っていて、
見ているうちにすこしノスタルジックな気分になりました。
夜の校舎に、みんなで遅くまで残って何かするっていう、あのわくわくする感じ。
高校時代の学祭や運動会のときの準備の空気。
そんなこと、あたしはもうすることはないんだろうなー、と
またひとつ、失ったものを見つけて、年を感じてしまった。
 

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ずっと書きたかった、タイのテレビの不思議。
 
◇音量がチャンネルによって違う。
うちにあるテレビが悪いのかもしれない。
別にいいけど、めんどくさい。
 
ラブシーンはご法度で、えぐくてグロイのはOK
ベッドはおろか、キスシーンもない。あってもおでことか頭とか。
タバコやお酒なんかはモザイクが入るんだけど、血ダラダラの死体とかグロテスクな描写にはなぜか寛大。
 
タイ語吹き替えとタイ語字幕が同時に出る映画がある。
それから吹き替えの声優のバリエーションが少ないような気がする。
 
◇やたらCMが長い。
1本15秒程度なのは変わらないけど、1回につき10本は流すし、番組の間にCMというより、CMの合間に番組という感覚なくらいCMが長い。
CM自体はかなりユニークなものが多く、CM大好きなあたしにしてみればあまり気にならないんだけどね。
 
◇国歌が流れる。
王族大好き!なので、毎朝8時と、毎晩6時に国歌が流れます。
ちなみに、デパートやスーパーなどでも夕方6時になると国歌が流される。すると客も従業員も途端に直立不動し、さらに無言になる。国歌が終わると、何事もなかったかのようにまた普通にしゃべりながら歩き出す。

◇そして、いちばん興味深いのは、なんといってもドラマ!!
毎週、何日か連続で、夜8時くらいから10時くらいまでやってます。
そしてやっぱりCMが長くって、途中でニュースはさんだりしてて、全部見るのはしんどいです。
ドラマの半分は、ケバイお姉さんの取っ組み合いのけんかで、理由はもちろん男。
平手打つわ、髪の毛引っ張るわ、挙句の果てには馬乗りになって引っ掻くわ、の流血大騒ぎ。
タイの女性は強いんです。
主人公は必ずといっていいほどタイ人離れした色白美人で洋風の豪邸に住むお嬢様。
ライバルの一味は家族そろって意地悪子ちゃんみたいな顔をしてます。

大体、主人公はお金持ちだけど、複雑な家庭環境で育っていて、不幸な雰囲気。
ストーリーもかなり複雑で、登場人物も多くて、解説してもらってもよくわからん。
簡単に言えば、お昼にやってるメロドラマみたいな内容。
ドロドロした、確執やら~逆恨みやら~なんちゃらかんちゃら~シンデレラ!!みたいな。
タイのドラマはそういうのばっかりみたい。
あたしは基本的にメロドラマが好きじゃないのであまり楽しめないけど、
葬式の次のシーンでプロポーズ!?みたいな、くだらなすぎてありえない展開に呆れながらも、結局見てしまう。
言ってることわからなくても、この子とあの子が対立してて、この子はこの人が好きなんやけど、あの子とライバルなのね、っていうのは大体読める。

学生曰く、タイではドラマは「老人が見るもの」らしいのですが・・・
学科のとある先生は全然老人じゃないけど、ドラマが大好きのようです。笑
 
タイ語でこういうメロドラマのことを、「ナムナオ」と言うらしい。
ナムは水、ナオは腐ると言う意味で、つまり「腐った水
 
なんとなく、言い得て妙ではないですか。

今週から夏休みがあけ、本格的に仕事がはじまりました。

あたしがやる主な仕事は夜間コース1年生の初級の授業を2クラス。
週4であるクラスで、5人くらいの先生とローテーションで教える方式です。
だいたい週2回教える予定。
あとは工学部(ザ・男祭り)の国際コースの副専攻のクラス。これも初級。
ローテーションで、月2回くらい回ってきます。
そのほかは、他の先生のアシスタントにいったり、見学しにいったり、
スピーチ大会の指導をしたり、学生の話し相手になったり・・・。

実習生だから、他の先生に比べたら授業は全然少ないんだけど、
なんだかんだで、なかなか疲れます。

そしてありえないくらい凹みます。

1~20までの数字の読み方を教えなきゃいけないのに、なぜかテンパって1~10まで教えたあと、11~19をすっとばして、20だけ教えて満足して終わったり・・・
ひらがなを習ったばっかりなのに、「は」が助詞になったら「わ」って読むことにまったく触れずにいきなり文型教えちゃったり・・・
などなど失敗談は毎回増え続けるばかり。

でも何よりも、一生懸命準備していった授業で「わかりません」と言われることほど、ショッキングなことはない。
あたしは準備が大大大大大嫌いで、後で見直せばびっくりするほど穴だらけな教案作ってるけど、
「N1はN2です。」の超初歩文型からわからないと言わしめてしまったっていうことのショックの衝撃と言ったら、もう!

大事な基礎の授業であたしに当たってしまったクラスは本当にかわいそうだー!!!
ごめんなさいと何回言っても足りないくらいだー!!!


と、たったの一言で一瞬にして奈落の底に突き落とされることもあるわけで・・・
そんでも、文字なんてものは自分で書きまくって覚えるしかないわけで・・・
授業時間は限りあるもので、そして学生みんなのものなわけで・・・
30人もいれば、温度差もあれば、レベルの差もあるわけで・・・

って言い出したらキリがないけど。

他力本願すぎる学生たちにもそりゃ問題はあるだろうけど、やっぱりあたしにも責任がある。

実習しに来たあたしの経験が増えることなんて、彼らには全く関係のない事柄だし。
授業は彼らのものであって、あたしのものではないし。
なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいにならずはいられないのです。

そして、みんながわかって楽しい授業なんて、夢のまた夢だなぁ、なんて思ったりしています。

当たり前だけど、「働く」ってことは大変なんだ。
社会人が、いかに土日が楽しみかってことが、よーくわかった。
ハナ金の本当の意味が、よーくわかった。
金曜日が嬉しすぎるし、何よりビールが飲みたくなる気持ちが、よぉぉーっくわかった。

新米の先生二人と金曜はおうちで飲んで反省会みたいな会話をしてた。
土日にごほうびがないとやってらんない!ってことで、土日はプチ贅沢をすることに決めた。

自分の授業を振り返り、後悔と反省の念に駆られ、来週の仕事を憂い暗くなる・・・
でも最終的には学生の作文のおもしろい間違いとか、宿題のおもしろ回答なんかを見て、笑う笑う!!!
なんてひどい教師!!笑
自分らタイ語わからんくせにねぇー 笑
ぶっちゃけ「なんでこんなんがわからんねん!」
っていう気持ちもなくはないけど、やぱね、かわいいっ

タイの学生ってほんと幼いの。
1年生に至っては、中学生みたい。
女子大生が読む日本の雑誌、SEVENTEENだからね。
日本の小学生が好きなキャラグッズとか本気で大学生が使うしね。
あのキャピキャピ感は、日本の18歳でもなかなか出せないよ。

ま、こんな感じで浮き沈み激しく、こそあどの導入方法をマジメーに考えたりー
あの学生ってやっぱオカマだよねー!?あの子は女だけど心は男らしいよー!!とか
パソコン直しにくるお兄さんめっちゃかっこいいわ~ とかいう
くっだらなーい話にも、全力で励んで、充実した日々を送っております。

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