ランラン

ステイ先の孫娘のランランが1歳になった。

パンダみたいな名前だけど、これはニックネームで本当の名前はラノーフィア・メイ。
名前の略称は、こんなかんじ。
17歳のラリーは、「ラ」（ランランの父親）
12歳のスモーキーは、「スム」
8歳のレイティーナは、「レイレイ」
5歳のふたごＢＪとＪＪは、「ビ」と「ジェイ」
3歳のゲイレブは、「ケイケイ」

あたしは「アイ」、とお母さんに呼ばれることはよくあるが、
こないだ「ア」と呼ばれていて、自分のことだとすぐには気がつかなかった。
長い名前でも言いにくい名前でもないのに、そんな略さんでも～

ランランはあたしがこの家に来た時は、まだお嫁さんのお腹の中だったのに、
今では猛然とハイハイで動き回り、あーとかうーとかしゃべりかけてくる。

（ちなみにお嫁さんは3カ月ほど前にランランを連れて実家に戻ってしまった。
何やらいろいろあったらしいが、あたしは家族の中で
お嫁さんがいちばん好きだったのでとてもさみしい。
とはいってもあたしの高校の生徒なので、学校でたまに会う。
最近ちょっとまゆげを抜き過ぎなことが気になる。）

ポンペイでは1歳の誕生日は盛大なパーティーで親戚一同がこぞってお祝いする。
誕生日当日の夜は車で20分ほどのマリンパークでパーティーがあった。

ウェディングケーキみたい。

プレゼントの目玉はうちのホストマザー（つまりおばあちゃん）が購入したと思われる、
一目でメイドインチャイナなあやしげなミニーちゃん？の3輪車。



運ばれるプレゼントたち
と　こどもたち。






先週からずっとうちの階段の踊り場に置かれていたのだが、
この3輪車、実はボタンを押すと音楽が流れる。
神経を逆なでするような、キンキン声で
「にゃんにゃんにょにょにゃやん♪」
みたいに聞こえる、やたらと腹が立つメロディを奏でる。

うちのチビっ子たちが階段を上り下りするたびにおもしろがってそのボタンを押すので
最初は不快になっていたが、だんだん聞くたびに気が抜けて、
へらへら笑ってしまうシロモノで、
今朝はもう嫁の実家にもらわれていっていたのに、
歯磨きをしながら無意識にその音楽を鼻歌で歌っていた自分が笑えた。
洗脳された。

あたしはもらいものだけど、赤ちゃん用の歯ブラシをあげました。
それでもきっと虫歯だらけになっちゃうのだろうけど…

40歳のおばあちゃんと
3歳のおじさんと
ケーキを食らう主役。






おびただしい量のごちそうの写真を撮るのを忘れたので、
先日ついに食べることができたウミガメの丸焼きを。。。



グロテスクだけど、たんぱくな味。
でももう食べたくないかも。。。






日本から、荷物が届いた。

お願いしたのは来年の手帳や小説だけだけど、ほかにもいろいろ、
大量のお菓子や、ティラミスとチーズケーキの素や、
なんとお菓子の家の手作りセットが入っていた。
クリスマスに作りなさいということかいな？

あたしがいない、遠くて寒いところで、
自分のことを考えながら買い物をしてくれたことを想像して
ハッピーになりました。

ポンペイもそろそろクリスマスムード。
イルミネーションでまちもにぎやかになってきました。
でもやっぱりクリスマスは寒くないと気分が出ないな～。