忍者ブログ
enjoy everything!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ポンペイのボランティア仲間用語で、
誰かがポンペイに来訪することを「来ポン(ライポン)」
ポンペイに住んでいる人がポンペイに帰ってくることを「帰ポン(キポン)」
他州のボランティアが総会などでポンペイに上京することを「上ポン(ジョウポン)」
と言います。
他に、村に住んでいるボランティアがコロニアという中心部に来ることを「上がってくる」などと言います。

11月は祝日が多く、4連休がありました。
去年はチュークに遊びに行ったなぁ。
今年は日本から、弟が友達を連れて遊びに来ていました。
あまりに顔が似ているため、出会う人みんなに笑われました。

あたしには、もう日常になりすぎて退屈な場所も、
バイトと卒論に追われる都会の若者くんたちには、新鮮だったようで、
その反応に、改めて、あたしは南の島にいるんだなぁ、と実感させられました。

貧乏学生なので、滞在中はホテルには1泊だけで、
ステイ先の家に一緒に泊まらせてもらいました。
狭いけど、あたしの部屋で一緒に寝るといったら、
ホストマザーは「ポンペイのカルチャーではそれはダメ」と言って
朝5時から掃除をして、部屋を用意してくれました。

もともと、兄妹・姉弟というのはお互い恋愛の話をしないとか、
そういう文化があることは知っていたけど、
そんなきびしいんだということは初めて知った。

R7161236.jpg


1泊したビレッジホテル。
2つベッドがあったのだけど、
あたしがひとつ占領してしまったため、
でかい図体の男子が2人で窮屈そうに寝る羽目に。




最初は物置になっているスペースにドアをつける工事をするとかまで言い出したので、
それは必死で止めて、なんとか思いとどまってくれたようだけど、
新しいコーヒーメーカーや、トースターを買ったり、
マングローブガニを買ってきたり、朝ごはんにスープを作ったり(初めて!)
とにかくすごい大歓迎ぶりで、逆に申し訳なくなるくらい。
こちらの人たちにとって、「家族が来る」というのは一大イベントなのだ。
今まで友達が何人か来たことがあるけど、それとは比べ物にならないほどの対応だった。

でも弟もその友達もこども好きで、恩返しに足るほど
うちのモンスターたちと朝から晩まで遊んでくれたので、
こどもたちは大喜びで、ずーっとうしろをくっついてまわり、
そのまま一緒に寝そうな勢いだった。

R7161147.jpg


真剣バスケ。










DSC_0716.jpg



ふたご。








あたしはいつも学校からそのまま用事がある場所に行って、
最近は放課後も観光局で日本語教室もやっているので
週の何日かは夕飯も外で済ませてくるし、
帰宅すると部屋に閉じこもり、一人で読書したり映画観たりメールしたり仕事したりしているので、
ホームステイというか、もはやただの間借り人という感じである。
まさに穀潰し。。。反省。

たまに家族サービスしなきゃと勇んでこどもの相手をすることもあるけど、
バスケも下手だし、テレビゲームも全然できないので、
せっかくプレステがあるのに遊び相手にならないという始末。
かろうじて、歌を歌ったり、あやとりの手品をしてあげると一躍人気者になれるのだが、
延々とせっせっせをやらさるのに疲れて、こどもより先に眠くなってしまうこともしばしば・・・。
(ちなみにあたしはだいたいいつも10時くらいに寝ている)

そんなイケてない居候を見慣れているので、今回バスケの相手もプレステの相手もしてくれるし、
しかもDSという珍しいゲーム機も持ってるし、夜遅くまで一緒に遊んでくれる!
という、若い外人の男の子がやって来たというのはこどもたちにとって、
それはそれは、歴史的なものすごい大事件だったのだ。

帰国の夜、あたしたちが空港に行ったあと、12歳の男の子がわんわん泣いていたらしい。
いつもちびっこたちの中にいるから、その子はすごくお兄ちゃんに見えて、
あたしもついつい大人扱いしてしまうけど、でもやっぱり12歳なんだな。

今まで、ステイ先の人間関係や、生理的に無理なことや、
食事や、一人になれない環境やなんやかんやで、気持ちがまいってしまって、
本当にホームステイを辞めたいと思ったことが何度もあって、
実際に、しばらく距離を置いていた時期もあった。

だけど、今回は続けていてよかったな、と初めて思った。

もし、自分が日本に住んでいて、自分の家に外国人がホームステイすることになったら。
きっと歓迎するし、一緒に楽しもうとはもちろん思うと思うけど、
でも、ここまで、こんなにホスピタリティを持って接することができるかな、と思う。
ほんとに感謝してもしつくせない。
あたしはどうやったら、ちゃんとありがとうを伝えられるかな。。。
クリスマスに、高価なプレゼントを買ってくるとか、そういう「モノ」じゃなくて、ほかのなにかで。
残りの時間でめいっぱい、恩返ししなくては。。。


PB130172.jpg






けっこう大きいカスミアジ。
宿泊費としてステイ先に献上。






DSC_0922.jpg



ふしぎな流木があるサンゴガーデン。







PB130134.jpg



ニモの仲間発見。






PR
◎ この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
aiaiにそっくりな弟でしょー?!来たのね~。イケてない居候か~。刹那の時間だけ過ごすんならいいけど、毎日2年間一緒だから、いつも遊んでるわけにいはいかないしね~
misa 2010/12/11(Sat)10:37:49 編集
Re:無題
おちびさんたちは今日はTシャツでお互いの足をぐるぐる縛ってぎゃーぎゃーいうとりました。
【2010/12/14 18:52】
147  146  145  144  143  142  141  140  139  138  137 
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
aiko
性別:
女性
職業:
ひよっこ日本語教師
自己紹介:
2004-200703@osaka
200703-10@chiangmai, thailand
200710-200906@shizuoka, osaka, etc.
200906-201106@pohnpei, micronesia
201110-@Malaysia
最新コメント
[05/09 yuki]
[04/11 ちあき]
[01/31 ちあき]
最新記事
忍者ブログ [PR]