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今まで日本語教育のことばっかり勉強してきたから、
すごく偏っていて、ほんとに卒業を意識してからやっと、
オトナが何考えてるのかってちょっと見えるようになって
コクサイキョーリョクっていうものが何なのか意識し始め。。。。

違うフィールド。
大袈裟とか、偽善とか、きれいごとって思ってた。

今でもそう思ってる。

だけど、今あたしはそこに染まっていきつつある。
沈んではいないけど、表面にプカプカ浮いてる感じ。
うつ伏せになったら深く深くいろんな世界があって、
仰向けになったら高く高く向こうの世界がある。

ここに来たら、息継ぎする暇もないくらい、開発とか環境とか国際協力とか言われて
飲み込まれて遭難(てか洗脳)するんかと思って身構えていたけど、そんなことなくてよかった。

それぞれが、それぞれの任国で、職種で、配属先で、自分にできることをするだけ。

そのときの考え方の軸になるものを、講義でかじって、自分で噛み砕いてヒントにしていく、
という感じ。

自分勝手なあたしが、こんなに世界を救いたいと思うのも、ここにいる間だけかもしれない。
でもやっぱり自分がいちばんかわいくて、自己犠牲の精神が薄い。
わがままな自分が嫌になる。

たった2か月だけど、毎日毎日200人と生活しているから、すごく密になる。
ときどきうっとおしくなるときもあって、
誰にも会いたくなくて、わけもなく泣きたくなるときもあるくらい窮屈なときもある。

でもやっぱりクラスも生活班も雰囲気がいいし仲良しだし、
尊敬できる人がいっぱいいて、誰もが魅力的だから、本当に楽しいし、
居心地がいいし、自分がものすごい自然体でいるっていうのがわかる。

今日はパキスタンの情勢で、派遣中止になってしまった人のために
急きょお別れ会がありました。
本当に急に決まったから、あたしもお風呂入ってて、
大浴場に連絡しに来てくれた人のお知らせで知って、
あわてて会場に行ったらすごい人だかり。

自分の力ではどうにもならないことのために、立場と気持ちを振り回される。

どうにもできないし、何にも言ってあげられない。

けど、こうやって彼らのために、一緒に時間を目的を空間を共有した人たちが
自然に集まるってこと自体がなんか素敵で、素直で、美しかった。

悲しくてたまらないんだけど、でもなんか、あったかかった。

人と人は、繋がっていく。

彼らの意志もまた、繋がっていきますように。

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何度も何度も形を変えて
深く鈍く衝撃的に
無知を自覚する。

ぼやっとしていた知識が輪郭を持っていく。

そこに行って自分の五感が触れた経験というものが
写真や映像なんかと比べ物にならないほど
生々しくて確実な感触を持って自分の中に刻まれる。

語学教育と政治の関係性。
黒い部分。
ODAで生活する自分の立場。
自分本位じゃなくて、また違った角度から日本語教育を捉える。
オトナの意見とは一体何か。


IMG_3659.jpg


























習いたての言葉で通じあう喜びを感じられた相手になるという誇り。

言葉は人と人とが通じあうひとつの道具にすぎない。
必ずしも必要じゃない。
同じ空間にいるからこそ、伝わること。
目の奥を読んで、表情を見て、体温を感じるからこそ、伝わること。
それだけでいいときがほとんどなのかもしれないな。

全身を耳にして私の発する言葉を一言も聞きもらすまいとしている
彼らの視線を一身に浴びたとき
ぐんと一歩前に踏み込んで
パフォーマーになることができた感覚。
緑色の丸いシール。

日本語教師をしていていちばんうれしいことは

出会い

相手を知るたびに相手の背景にある国について知る。
自分や日本についてまた発見することができる。

毎日が発見の連続なのだ。

それを楽しむ姿勢を持ち合わせる人はいつだって輝いている。
等身大で、自然体で。


「人間力」=

「なんでも食べられること」

「どこでも寝られること」

「誰とでもコミュニケーションできること」

「現場状況を察知し臨機応変に行動できること」

(copyright :H川先生)


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またいつか世界のどこかで!

そんな挨拶ができる仲間にたくさん出会えたこと。

あたしのかけがえのない財産。

旅行行って、実家帰って、大阪引っ越して、実家帰って、東京で研修して、
今やっと落ち着いたと思ったら、来週からもう長野です。

まとまった文章書いてたら、とんでもない量になると思うので箇条書きで総集編。

*ハンガリーブルガリアスタディツアー
旅行についていろいろ書きたいことはあったけど、報告集の記事に全部力をつぎ込んでしまった。
ヨーロッパの社会主義時代の歴史と、くすんだ色のない町並みとが重なって、そこに何か強い感情が湧くっていうわけではないんだけれど、だけどなんかうまく消化できないもやもやがあって、不思議な感じでした。
でもやっぱり終わってみて思うのは、どこに行っても人との出会いがいちばん心に残る。
大人数過ぎてありえないくらい疲れたけど、学生最後の旅行がこの旅行でよかったなー。

↓ブダペストでホームステイしたエステルの家のもじゃ犬シェティーあんまよく見えない。

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*地元観光

088.jpg















そのあとは、せにょがはるばる18切符で兵庫から静岡まで来てくれたので、地元観光をしました。
花鳥園初めて行ったけどめっちゃ楽しかったー!
あのポポちゃんがいる花鳥園です。
でもポポちゃんと写真撮るにはお金がいったから、スルー。笑
せにょと父が同じ小学校出身という事実でだいぶ盛り上がった。笑

*東京研修
7日間ずっと刺激受けっぱなしで、卒業式を犠牲にしても受けてよかったと思った。
講師の先生方のお話はもちろん、いろんな経験を持った人たちに一度に話を聞ける機会なんてそうそうないし、一気に世界が広がった。
スタディツアー中は1,2,3年生の若さに圧倒されっぱなしのおばちゃん5年生だった私は急に若者的立場になり辟易。
いろんなわからなかったことが、わかるようになってすっきりするのかと思っていた研修だけど、終わってみたら、考えなければいけないことが多い上に、深くて、しかも答えなんてない類の問題で、始まる前よりももやもやしているのが正直なところ。
いちばん根本的なことについて、もっかい掘りなおして考えるのってつらいけど、
日本語専攻っていう場所にずっといたぶん、何かしら凝り固まった部分とか変な常識と思ってるようなことがあると思う。
新卒にしてすでに職業病。

*再会
3月最後の週末は、中国で日本人学校の先生してるのりちゃんと、
4月から地元で会社員するてぃー(ソウル一緒に行ったから別に久しぶりでもないけど笑)と、
高校時代の恩師のお宅におっじゃまー♪
素敵なお庭でふきをとらせてもらいました!春だね!
ブラジル人の子どもの支援をしてる教室も少しだけのぞかせてもらいました。
こっそり「答え教えて」って言ってくるこどもかわいすぎ。教えないけど。にひ。

いちばん日本語を必要としてる子たちってきっとこういう子たちなのに、
彼らはお金がないから、ボランティアでしか教えられらない。
いちばん必要としている人に教えたい人がそれだけで生活できないから教えられない。
ふーむ。うまくいかないねえ。

式に出なかったのでいまいち実感がなくて、ゆうパックで届いた学位記にも実感がないけど、

卒業しましたー!

あっという間の5年間、日本語選んだのも、ラクロス部選んだのも、バイト選んだのも、ビルマ語にあたったのも、全部よかったと思う。
みんな本当にありがとう。
両親にも感謝。

今日から無職!笑
8日からは訓練開始で隊員になります。
 

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