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高校生・・・つまり、最強人類を相手に仕事してます。

どっからそんなにエネルギーがわいてくるのか。
あたしも17、18だったころ、こんなだったかな、って思う。

確かに、24時間めいっぱい使ってた。
自分軸を中心に、毎日めぐるましく、狭いけどいっぱいに詰まった世界を回していた。
今振り返ってもキラキラしてる3年間。
眩しいほどありあまるエネルギーと可能性を内側に持っているのに、
そんなことにはまったく気づかないで、将来に悩んだり、
勉強する意味がわからなくなったり、幼い間違いで傷ついたり傷つけたり。。。

あのときのあたしが見ていた世界は、今思えばとってもとっても小さいけど、
そのときはその世界がすべてだった。

18歳のとき想像していた24歳とか、社会人とかとは全然違うけど、
今、目に映る世界はそれに比べたらずいぶんと広がった。

だけど
知りたかったことを知ったら、知らなくてよかったことも知って、
見たかったものを見に行ったら、見たくないものまで見えてしまったし、
欲しいものを手に入れたら、失ってしまったものに気づいて、
なりたかったものになったら、あきらめなければいけないこともあった、
と思う。

大人になるってそういうことなのかな?
この子たちもそうやって変わっていくのかな?
この小さな島の中の生活で、彼らの目に映る世界はどれだけ変わるだろう。




最近爆笑してなかったなって気づいた。
学生時代も訓練中も、毎日のようにお腹がよじれるほど笑っていたのに。
ほほ笑むことはあっても、爆笑ってなかなかしない。

アクティビティの日の金曜日はゲームで盛り上がって、
全身でおかしさを表現してげらげらと笑う生徒たちを一日見ていて、
つられて一緒に笑ってほっぺの筋肉が下がらない。

なにがそんなにおもしろいのか、
なんでそんなに笑うのか、
理解できないんだけど、誰かが笑いだすともう止まらない。
手を叩いて口笛を吹いて奇声をあげて、大爆笑。

その、誰かが風船に針を刺してパン!ってするのを全員が期待しているような、
異様な雰囲気と、風船が割れたあとの笑顔の空気の渦に圧倒されてしまう。

そしてどの顔も肌のぷりぷり感で若さ爆発!って感じなのだ。


(罰ゲームは日本語で自己紹介)

何よりもここの子たちは、日本の高校生なんかとは比べ物にならないほど純粋で素直。
中にはちょっとひねくれてる女の子もいるけど、日本ではそれが普通の子だけどここでは少数派。
選択科目といえど、他の選択肢も多いわけじゃない。(半年で4教科しか取れない)
それでも日本語の授業を取らなきゃいけないから、いやいや取ってるて子はあんまりいない様子。
それだけでうれしい。

休み時間や放課後に、日本語を取っていない生徒や先生がひょいっと入ってきて、
黒板を熱心に読んで、「はじめまして」って言ってきたり、
名前を日本語で書いてほしいって言ってきたりもして。
熱心な先生なんていつもポケットにメモを持っていて、
あたしが通り過ぎると呼び止めて、がさがさして、
「今夜、会えますか?」って教えたてのナンパもどきをしたりする。

でも悲しいことに、今年からスケジュールの組み方が変更になったため、
去年途中まで日本語を勉強したクラスの子たちが、続きを勉強できなくなってしまった。
本当に理不尽でおかしいと思ったので学校側にさんざん抗議したのだけど、力及ばず。
ここでは何かと上だけで判断が下されがちで、情報は直前まで下に降りてこない。
そして振り回されて被害を受けるのは生徒たち。
何のための学校なんだろう。

そんなもやもやもありながら。週末は遊びと休息に徹します。
先週は、車で30分、ボートで10分の南の島らしいリゾート的な離島。
ちょっと行っただけで海の色が本島とは全然違う!




(やしの木にぶらんこらしきひもがぶら下がっていたので、とりあえず乗ってみたもののおしりがどうかなりそうだったので危険を感じてすぐやめた)

今日は、先輩が格安でロブスターを入手してきたというのでごちそうになりました。
なんと2匹で4ドル!(ロブスターの助数詞がわからん…)贅沢~!

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授業初日。

ココナッツの木と、果てしなく広い青空が見える窓から、
さわやかな南風が吹き込む教室にて・・・

①カフェテリアに食べ物がなくて生徒のランチが作れないので、90分授業を45分に短縮してくださいという連絡。うん、今日はオリエンテーションだからいいけれども、その理由すごいね。

②2時間目に授業。何時に始まったのかよくわからない。自分と同僚の先生と26人の自己紹介やクラスルールの説明、加えて簡単な挨拶までやったので、感覚的には確実に45分以上経っているのにベルが鳴らない。そういえば教室に時計なんてない。

③同僚が日本に行ったときの話をしたり、先生、恋人はいますかというお決まりの質問に答えたりして、なんとか場を繋ぐ。(同僚は、日本人はみんなきれいで細いから、私のことはきっと象だと思ったに違いないと言って、生徒を笑わせていた)

④ベルは手動ということが判明。ベルっていうか、鐘。

⑤11時半ぐらい(もはやどの時計が合っているのかすらわからない)にやっとベルが鳴る。すでに3,4時間目をする時間がない。

⑥とりあえず生徒が来るかもしれないので、教室で待つ。

⑦遊びに来た生徒から、今日はもう学校は終わりだよと教えてもらう。この状況がだんだんおもしろくなってきた。

⑧帰る途中、アメリカから来た新しい英語の先生が、今日のスケジュールについてちょっとキレ気味で現地人の先生に確認を求めているところに遭遇。school is over? What’s going on? 心の底から同感である。

⑨これまた帰る途中、後ろから来た先生に、明日も45分授業らしいよ~と告げられる。半信半疑にならざるを得ない。


どうよ!
やってくれたよね、これ、もう、期待を超えるめちゃくちゃさであります!
むむむ、こう来たか。という感じです。

これじゃあ細かく、この練習3分やって、とかいう教案とか書くだけ無駄な気がする。
いきなり授業時間が短くなったり長くなったりしてもいいように、持ち駒のネタをめちゃくちゃ持ってないとだめだぁ…。
新人に足りないものいちばん求められてる!

ぎゃー!

でもこのかわいい子たちを、どうにもこうにも楽しませなきゃいけないから、こんなことでおろおろしてる場合ではない・・・。

何よりも、何が起こっても動じない器のでかさと、臨機応変さを試される2年間になりそうです。。。
風邪ぶり返して寝込んでました。
熱がある時の水シャワーはきつい。
そうです、お湯なんて高級品はホテルしか出ません。(ドミは出る)
ヨガでもして汗だくだくになってから、気合入れて浴びるしか今のところ気持ちよくシャワーを浴びられる方法を見つけていません。

寝込んでいる間に学校が始まる気配。
なんだかんだで来週の月曜日からいきなり授業が始まることが今日発覚!
しかし、先週末に教室に侵入者が来て教室を荒らされていて、窓がまだ壊れたままなのです!
特に盗まれたものはなかったのですが…この状態で授業するのかな?
窓が直ってから掃除すると言う同僚に従って、まだ掃除も途中半端にしたまま…。
不安がもやもや。
わ、わたしってもしかしてせっかちかしら…。

みんなの好きなものの話。

こどもたちの指先や唇が真赤に染まっているのをよく見かけます。
その正体はみんな大好きKool Aid!
毒々しくてジャンキーな赤い着色料の飲み物の粉末です。
砂糖水に溶かしてジュースにすると、いかにもアメリカンな人工的なフルーツ味がします。
しかしこのスグレモノは、ジュースにするだけではなく、他の用途もあるのです。
例えば、粉にお刺身をちょっとディップして食べるとか、味が足りないときに何でもつけたりまぶしたりして食べればあら不思議、とってもおいしくなる(らしい)のです!
なぜかというと、味の素が混ざっているかららしいです。




こどもたちはこんな風にお皿にKool Aidを入れてちょっと溶かしてとろとろ状態にしたものを、ちょっとずつ指にとってぺろぺろするのが大好き。
ドーナツを甘いコーヒーにディップして食べるのには見慣れたけれど、
やっぱりホットケーキを赤いジュースに浸して食べるちびっこには、心配を隠せません。
完全に健康を損ねるに違いないこの赤い粉末、よくないことに中毒性もあるみたいです。

ここでは、たばこやアルコール、そしてビートルナッツも簡単に手に入るみんなの嗜好品。
ビートルナッツとは、どんぐりがちょっと大きくなったみたいな形で緑色の実です。
ミャンマーでもキンマを噛む人だらけで笑顔の口元が真赤だったのを思い出す。あれと同じ。



これを噛んでいる人のまあ多いこと。
ちょっとした麻薬的なかんじで、噛むとハイになれて、かなり中毒性があって、常に噛んでないとだめみたいです。
ほっぺがかたっぽ膨らんだまま、もごもごと話すのですぐわかります。
石灰やたばこを崩したものや葉っぱをビートルナッツの中に詰めてさらに刺激を強くしたものを噛んでいる人も多く、石灰は口のなかで真赤になって、常習的に噛んでいる人の歯はボロボロです。
噛んでいると、しょっちゅう唾を吐かなければならないのです。
車を運転しながら、道を歩きながら、そのへんにみんな真赤な唾を吐いていきます。
かわいい女の子までするので、最初は本当にショッキング。
地面が汚くなってしまうので、きれいな建物の近くにはこんな張り紙も。



そうすると、唾用の缶やペットボトル持参する人なんかもいて、その中毒性の強さは想像を超えます。
これはまだ試してないけど、タバコもだめなあたしは確実に無理だから試さないかも。

ポンペイのオトナの嗜みとは、いわずと知れた「サカウ」です。
サカウの木の根っこを砕いて砕いて、絞って絞って作るどろっどろでくさーい泥水みたいな液体がサカウです。




昔から儀式のときに作られる飲み物だったそうですが、今はサカウバーなんてものが存在するくらい一般的です。
パーティーのときには必ず登場し、男衆が平らな石の上で根っこを石でつぶして作ります。
サカウの根っこは200ドルもするらしい。
(サカウと並んでパーティーや葬式などのイベントに欠かせない豚さんは一匹1000ドルくらいらしい!だからみんな飼ってるのね?)
おうちで飲むときは道端でビンに詰めて売っているのを買ってきて飲みます。
一緒に飲む人たちと屋根の下で1つのコップ(ココナッツの殻のときも)で回し飲みするのが決まりみたい。

味はというと、好んで飲んでいる人も例外なく認めるまずさです。泥水。
それなのに、なぜみんな飲むのか…理由はひとつ、そのfeeling!
あたしも試しに飲んでみたのですが、舌がビリビリしました。
一緒にビールも飲むのですが、ちょっと酔ってくるとありえないくらい眠くなります。
(鎮静効果があるらしい。)
アルコール成分はないらしいですが、やっぱり飲みすぎたら二日酔いになるみたいです。
しかも、サカウ中毒で毎日のように飲み歩いている人たちは、体臭でわかるらしいです。
そしてこんなに湿気が多い島にいるのに肌がガサガサになって粉がふくらしいです。
お、おそろしい。
まぁまずいのでそんなにたくさん飲むことはないから大丈夫。

さー来週から忙しくな(ってほしい)るぞー
えいえいおー
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