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30時間のポンペイ語の授業が今日終わりました!
先生は文化のことについておしゃべりするのが大好きな明るい人で、
風邪をうつされて二人でゴホゴホ授業したのも、今となってみればよき思ひ出。
子育て中のママで忙しいみたいだけど、とってもよくしてくれました。
ただ、まじで、語学の教え方を知らないのね。
この授業は、英語がわからなくて、語学センスない人には相当きついだろうと思う。
やっぱ新しい言葉は、覚えたら一通り発音して疑似会話でもいいからなんかしゃべりたいんだね。
学習者の立場になるってほんと大切です。

語学を教える人間としては本当にどうかと思うのだけど、
あたしはとにかく、耳からしか語学を学習できないんです。
数か月くらい聞いて、聞いて、聞いて、
しばらくしたら、なんとなく言ってることわかってきて、
そしたら、ちょっとずつオウム返しみたいにしてしゃべるようになります。
つまり、現地に行ってその言葉に溺れないと、まーったく覚えられない!

チビであふれかえるこのおうちにいると、覚える言葉というのは
もっぱらお母さんとベビーシッターがやんちゃ坊主たちに向かって放つ言葉たちです。

「sakanakan!」

「よくない」って意味らしい。
あたしが言っても全然言うこと聞いてくれないんだけどね…笑

さて授業のすべてが魚缶だったかというと、そんなことはありません。
その中のひとつを紹介します。

人の容姿について説明するという単純な形容詞の練習をしていたときに、「美意識の違い」という文化もからめて教えてもらいました。
(美意識が違う文化圏で日本語教える時は使えそう)

ミクロネシア美人というのは、髪が長く、太っていて、色黒で、毛深くて、眉が太くて目がつりあがっていて細い子だそうです。

男の子も然り。「黒くてハンサム」という形容詞があります。

「目が大きい」というのは、ほめ言葉じゃなくて、特に赤ちゃんなんかに言うとお母さんは怒っちゃうらしいです。
悪魔みたいって思うからだとか?

今はアメリカの文化がだいぶ入ってきているので、若い世代の間ではまた美意識が変わってきているらしいです。
日本でいったら、ミクロネシア美人って平安美人みたいなことかな…?

でも太っている方が幸せに見えるってみんな言います。
そうかもしれない…
ってちょっと思うけど、でもやっぱりみんな糖尿病だから幸せとは言えないかもなあ。
でも別にそれでも好きな米と肉とラーメン食べて幸せなのかもなあ。
嫌いな野菜を食べてまで、長生きをしたいとは思わないのかもしれないなあ。
でもあたしは野菜が大好きなので、やっぱり太りすぎたら病気になったり、思うように動けなくなったりして、好きなことできなくなるから絶対幸せじゃないなあ。
幸せは、いつも自分の心が決める。あいだみつを。

思いもよらないところに結論が来てしまった。
まあこんな日もあるさ。
ひじの上に見たことないタイプの贅肉がつきはじめています。たぷたぷ。



ネットの調子がいいうちに・・・家のまわりの写真(行動範囲がせまい)



これは、学校行く途中にある、木の上にある家。
こういうのに住みたいって、昔すごくあこがれて、庭のケヤキの木に作る計画とかたてたけど、当然無理で、庭にテント張ってもらって寝て満足した気がする。



タロイモの葉っぱはとっても大きくて、傘にもなっちゃいます。
トトロみたい。
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野球が人気。

家族の話。

うちの12歳の野球少年のリトルリーグの試合があるときは、家族総出で応援にいきます。
なかなかいい野球場があるんだよ。
うちの子はキャッチャーで、しかも結構打ちます!かっこいい!(ブラコン)
5連勝中です!
試合に勝つと、みんなピックアップトラックの後ろに乗りこみ、
"WE ARE THE CHAMPIONS!"と叫びながら町を練りまわります。
すれ違う車がクラクションで反応してくれるとまた大喜び。
しかしいちばん騒いでいるのはプレーヤーではなく、まだ試合に出してもらえない
ウォーターボーイズのおちびたちなところがまた微笑ましいところ。

夏休みだというのに、うちの子たちはいつも兄弟かいとこと一緒に遊んでいます。
学校の友達と遊んでるの見たことないです。
彼らの生活のほとんどを占めるのが家族(親戚含む)であることはどうやら明らか。
まあこんだけいとこやらはとこやらこどもがいっぱい周りにいたら、
特に友達を連れて来なくたって別に遊び相手には困らないか。

私のデジカメの写真をスライドして現れる友達の姿を指さして聞く質問は、
「友達?」ではなく、「妹?お兄ちゃん?」で、「ううん、違うよ」、
というと次は「いとこ?」なのである。

とりあえず、うちには常に5人のちびっこ、プラス
どっかから来たいとこらしきちびっこ2,3人がうろちょろしており、
わいわいとXBOX(金持ちなので)でゲームしたり、そとでアヒルおっかけたりしてます。

そんで誰かしらこけて怪我して、「あいこー薬ぬってーばんそこはってー」です。
すぐ邪魔で取っちゃうくせに、貼りたいのよね、ばんそこってね。
貼ってるとなんかかっこいいもんね。うん。わかるわかる。あたしもそうだった。

そうはいっても長男の15歳ともなると、お店の店番をしたり仕事もよくする。
彼女も半同棲みたいな感じでたいていいつも一緒にいるんだけど、
先日ポンペイ語の宿題でインタビューしていたら衝撃の事実が発覚。

あたし:「結婚していますか?」
長男:「ちょっと。えへへ。」
あたし:「ちょっと!?(笑)まぁ、間違ってないか。じゃあ、こどもはいますか?」
長男:「もうすぐ。えへへ。」
あたし:「へ!?」

妊娠5ヶ月でした。(にしてはよく働く)

15歳で親か・・・お母さん38歳で孫か・・・
てかうちのいちばん下の子2歳でおじさんじゃん!すご!
半年後にはさらにチビが増えるのか・・・

ちなみに高校生に産休があるくらい、15歳でこども産むとか普通っぽいです。

まあ平均寿命が60代なのを考えても、早い方がいいのかもしれないけど・・・

別に面倒見てくれる人なんて周りにたっくさんいるしね。
島中が家族みたいなものです。
みんなだいたい顔見知りだし。
メディアはないけど、口コミでうわさがものをいう世界。
小さいところは閉塞感もあるけど、逆に安心なこともあるみたい。
こどもたちも誰彼かまわず甘えるし。

そういうあたしも、ご飯中に抱きつかれるし、乳もまれるし、スカートの中入られるし、散々です。
服とかよだれ+お菓子のカス+ソーダのべたべたまみれです。
腕にはなぞのスタンプを押されまくっています。

本日はお母さんのお部屋からありったけのハンドバックを持ち出し、裸でカバンを首から下げて、かっこつけて歩くという遊びが流行っている模様です。
裸でファッションショーとは、アイテムの魅力を最大限に引き出す奥の手ですね。
MVPは下痢気味で無理やりおむつをはかされている4歳のチビ。
彼はサイズ的にはもう厳しいおむつをムチムチさせながら、
得意そうにお気に入りのカバンを下げて、流し眼であたし(客?)を捉えながら庭を闊歩していきます。
シュールだぜ!

こういうところ写真に撮りたいけど、カメラを向けると我先にと
ポーズを取ってしまうので、なかなかいいのが撮ることができません。
現地語の研修がはじまっています。

思えばタイ語でも「おいしい」と「お腹いっぱい」と「暑い」はいちばん最初に覚えた言葉だったような気がする。

ポンペイ語は簡単だって聞いていたけど、名詞や代名詞が活用されるので、あたしには未知の言語です。

例えば、「わたしの水」と「あなたの水」で使う代名詞が違うのはわかるけど、
「わたしの水」と「わたしのごはん」に使う代名詞も違うので、はて、となる。

さらには、「あなた」が単数か、二人か、複数か、その文の動詞にあなたが含まれているかどうか、という具合に違う代名詞がある。

ので、日常的によく使う代名詞だけでも200近くあるのである!
ひえー。

きっとひらがなをやっとこさ覚えたと思ったら、実はまだカタカナもあるんですよ、って言われたときの学習者の気持ちはこんな感じなんじゃないかと思う。

むーりー!

ってなるわな、そりゃ。

でも、日本語から来ている単語も多くあるので、それを発見するのも楽しい。
車のことを「スドーサ」と言っているのは知っていたんだけど、まさか「自動車」から来ているとは気付かなかった!

日本がとっても浸透してるんだなーと思う反面、こどもの無邪気な質問「do you eat sashimi in japan?」には笑ってしまった。

まぐろとかつおの刺身が一般的によく食べられています。

本当の語学の先生はうちのちびっこたち。
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