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授業初日。

ココナッツの木と、果てしなく広い青空が見える窓から、
さわやかな南風が吹き込む教室にて・・・

①カフェテリアに食べ物がなくて生徒のランチが作れないので、90分授業を45分に短縮してくださいという連絡。うん、今日はオリエンテーションだからいいけれども、その理由すごいね。

②2時間目に授業。何時に始まったのかよくわからない。自分と同僚の先生と26人の自己紹介やクラスルールの説明、加えて簡単な挨拶までやったので、感覚的には確実に45分以上経っているのにベルが鳴らない。そういえば教室に時計なんてない。

③同僚が日本に行ったときの話をしたり、先生、恋人はいますかというお決まりの質問に答えたりして、なんとか場を繋ぐ。(同僚は、日本人はみんなきれいで細いから、私のことはきっと象だと思ったに違いないと言って、生徒を笑わせていた)

④ベルは手動ということが判明。ベルっていうか、鐘。

⑤11時半ぐらい(もはやどの時計が合っているのかすらわからない)にやっとベルが鳴る。すでに3,4時間目をする時間がない。

⑥とりあえず生徒が来るかもしれないので、教室で待つ。

⑦遊びに来た生徒から、今日はもう学校は終わりだよと教えてもらう。この状況がだんだんおもしろくなってきた。

⑧帰る途中、アメリカから来た新しい英語の先生が、今日のスケジュールについてちょっとキレ気味で現地人の先生に確認を求めているところに遭遇。school is over? What’s going on? 心の底から同感である。

⑨これまた帰る途中、後ろから来た先生に、明日も45分授業らしいよ~と告げられる。半信半疑にならざるを得ない。


どうよ!
やってくれたよね、これ、もう、期待を超えるめちゃくちゃさであります!
むむむ、こう来たか。という感じです。

これじゃあ細かく、この練習3分やって、とかいう教案とか書くだけ無駄な気がする。
いきなり授業時間が短くなったり長くなったりしてもいいように、持ち駒のネタをめちゃくちゃ持ってないとだめだぁ…。
新人に足りないものいちばん求められてる!

ぎゃー!

でもこのかわいい子たちを、どうにもこうにも楽しませなきゃいけないから、こんなことでおろおろしてる場合ではない・・・。

何よりも、何が起こっても動じない器のでかさと、臨機応変さを試される2年間になりそうです。。。
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風邪ぶり返して寝込んでました。
熱がある時の水シャワーはきつい。
そうです、お湯なんて高級品はホテルしか出ません。(ドミは出る)
ヨガでもして汗だくだくになってから、気合入れて浴びるしか今のところ気持ちよくシャワーを浴びられる方法を見つけていません。

寝込んでいる間に学校が始まる気配。
なんだかんだで来週の月曜日からいきなり授業が始まることが今日発覚!
しかし、先週末に教室に侵入者が来て教室を荒らされていて、窓がまだ壊れたままなのです!
特に盗まれたものはなかったのですが…この状態で授業するのかな?
窓が直ってから掃除すると言う同僚に従って、まだ掃除も途中半端にしたまま…。
不安がもやもや。
わ、わたしってもしかしてせっかちかしら…。

みんなの好きなものの話。

こどもたちの指先や唇が真赤に染まっているのをよく見かけます。
その正体はみんな大好きKool Aid!
毒々しくてジャンキーな赤い着色料の飲み物の粉末です。
砂糖水に溶かしてジュースにすると、いかにもアメリカンな人工的なフルーツ味がします。
しかしこのスグレモノは、ジュースにするだけではなく、他の用途もあるのです。
例えば、粉にお刺身をちょっとディップして食べるとか、味が足りないときに何でもつけたりまぶしたりして食べればあら不思議、とってもおいしくなる(らしい)のです!
なぜかというと、味の素が混ざっているかららしいです。




こどもたちはこんな風にお皿にKool Aidを入れてちょっと溶かしてとろとろ状態にしたものを、ちょっとずつ指にとってぺろぺろするのが大好き。
ドーナツを甘いコーヒーにディップして食べるのには見慣れたけれど、
やっぱりホットケーキを赤いジュースに浸して食べるちびっこには、心配を隠せません。
完全に健康を損ねるに違いないこの赤い粉末、よくないことに中毒性もあるみたいです。

ここでは、たばこやアルコール、そしてビートルナッツも簡単に手に入るみんなの嗜好品。
ビートルナッツとは、どんぐりがちょっと大きくなったみたいな形で緑色の実です。
ミャンマーでもキンマを噛む人だらけで笑顔の口元が真赤だったのを思い出す。あれと同じ。



これを噛んでいる人のまあ多いこと。
ちょっとした麻薬的なかんじで、噛むとハイになれて、かなり中毒性があって、常に噛んでないとだめみたいです。
ほっぺがかたっぽ膨らんだまま、もごもごと話すのですぐわかります。
石灰やたばこを崩したものや葉っぱをビートルナッツの中に詰めてさらに刺激を強くしたものを噛んでいる人も多く、石灰は口のなかで真赤になって、常習的に噛んでいる人の歯はボロボロです。
噛んでいると、しょっちゅう唾を吐かなければならないのです。
車を運転しながら、道を歩きながら、そのへんにみんな真赤な唾を吐いていきます。
かわいい女の子までするので、最初は本当にショッキング。
地面が汚くなってしまうので、きれいな建物の近くにはこんな張り紙も。



そうすると、唾用の缶やペットボトル持参する人なんかもいて、その中毒性の強さは想像を超えます。
これはまだ試してないけど、タバコもだめなあたしは確実に無理だから試さないかも。

ポンペイのオトナの嗜みとは、いわずと知れた「サカウ」です。
サカウの木の根っこを砕いて砕いて、絞って絞って作るどろっどろでくさーい泥水みたいな液体がサカウです。




昔から儀式のときに作られる飲み物だったそうですが、今はサカウバーなんてものが存在するくらい一般的です。
パーティーのときには必ず登場し、男衆が平らな石の上で根っこを石でつぶして作ります。
サカウの根っこは200ドルもするらしい。
(サカウと並んでパーティーや葬式などのイベントに欠かせない豚さんは一匹1000ドルくらいらしい!だからみんな飼ってるのね?)
おうちで飲むときは道端でビンに詰めて売っているのを買ってきて飲みます。
一緒に飲む人たちと屋根の下で1つのコップ(ココナッツの殻のときも)で回し飲みするのが決まりみたい。

味はというと、好んで飲んでいる人も例外なく認めるまずさです。泥水。
それなのに、なぜみんな飲むのか…理由はひとつ、そのfeeling!
あたしも試しに飲んでみたのですが、舌がビリビリしました。
一緒にビールも飲むのですが、ちょっと酔ってくるとありえないくらい眠くなります。
(鎮静効果があるらしい。)
アルコール成分はないらしいですが、やっぱり飲みすぎたら二日酔いになるみたいです。
しかも、サカウ中毒で毎日のように飲み歩いている人たちは、体臭でわかるらしいです。
そしてこんなに湿気が多い島にいるのに肌がガサガサになって粉がふくらしいです。
お、おそろしい。
まぁまずいのでそんなにたくさん飲むことはないから大丈夫。

さー来週から忙しくな(ってほしい)るぞー
えいえいおー
30時間のポンペイ語の授業が今日終わりました!
先生は文化のことについておしゃべりするのが大好きな明るい人で、
風邪をうつされて二人でゴホゴホ授業したのも、今となってみればよき思ひ出。
子育て中のママで忙しいみたいだけど、とってもよくしてくれました。
ただ、まじで、語学の教え方を知らないのね。
この授業は、英語がわからなくて、語学センスない人には相当きついだろうと思う。
やっぱ新しい言葉は、覚えたら一通り発音して疑似会話でもいいからなんかしゃべりたいんだね。
学習者の立場になるってほんと大切です。

語学を教える人間としては本当にどうかと思うのだけど、
あたしはとにかく、耳からしか語学を学習できないんです。
数か月くらい聞いて、聞いて、聞いて、
しばらくしたら、なんとなく言ってることわかってきて、
そしたら、ちょっとずつオウム返しみたいにしてしゃべるようになります。
つまり、現地に行ってその言葉に溺れないと、まーったく覚えられない!

チビであふれかえるこのおうちにいると、覚える言葉というのは
もっぱらお母さんとベビーシッターがやんちゃ坊主たちに向かって放つ言葉たちです。

「sakanakan!」

「よくない」って意味らしい。
あたしが言っても全然言うこと聞いてくれないんだけどね…笑

さて授業のすべてが魚缶だったかというと、そんなことはありません。
その中のひとつを紹介します。

人の容姿について説明するという単純な形容詞の練習をしていたときに、「美意識の違い」という文化もからめて教えてもらいました。
(美意識が違う文化圏で日本語教える時は使えそう)

ミクロネシア美人というのは、髪が長く、太っていて、色黒で、毛深くて、眉が太くて目がつりあがっていて細い子だそうです。

男の子も然り。「黒くてハンサム」という形容詞があります。

「目が大きい」というのは、ほめ言葉じゃなくて、特に赤ちゃんなんかに言うとお母さんは怒っちゃうらしいです。
悪魔みたいって思うからだとか?

今はアメリカの文化がだいぶ入ってきているので、若い世代の間ではまた美意識が変わってきているらしいです。
日本でいったら、ミクロネシア美人って平安美人みたいなことかな…?

でも太っている方が幸せに見えるってみんな言います。
そうかもしれない…
ってちょっと思うけど、でもやっぱりみんな糖尿病だから幸せとは言えないかもなあ。
でも別にそれでも好きな米と肉とラーメン食べて幸せなのかもなあ。
嫌いな野菜を食べてまで、長生きをしたいとは思わないのかもしれないなあ。
でもあたしは野菜が大好きなので、やっぱり太りすぎたら病気になったり、思うように動けなくなったりして、好きなことできなくなるから絶対幸せじゃないなあ。
幸せは、いつも自分の心が決める。あいだみつを。

思いもよらないところに結論が来てしまった。
まあこんな日もあるさ。
ひじの上に見たことないタイプの贅肉がつきはじめています。たぷたぷ。



ネットの調子がいいうちに・・・家のまわりの写真(行動範囲がせまい)



これは、学校行く途中にある、木の上にある家。
こういうのに住みたいって、昔すごくあこがれて、庭のケヤキの木に作る計画とかたてたけど、当然無理で、庭にテント張ってもらって寝て満足した気がする。



タロイモの葉っぱはとっても大きくて、傘にもなっちゃいます。
トトロみたい。
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