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当たり前すぎて、書きとめることを忘れてしまっていることを。
サッポロイチバン。80セントくらいで売ってます。
ふつうのインスタントラーメンは25セントだから、ちょびっと高級。
食べ方はうしろに書いてあるのだけど、
誰も読まない。
朝ごはんとしてもポピュラーで、うちではよく出ます。
卵とかツナが入ってるとラッキー。
お店だと具だくさんで食べられます。
袋を開ける前に、ぼろぼろに砕いて(ときには踏む)、
ベビースターラーメン状にしてから、
マグカップなどの器に入れてスープの素を入れてお湯をかける。
当然、どんぶりよりも器がだいぶ小さいのでしょっぱいし、
麺が水分を吸ってぶよぶよになるし、
とにかく、普通のラーメンを知っていると、かなりマズイと思う。
お湯がないときはそのままポリポリ食べる。
クールエイドというジュースの素の赤い粉を混ぜたり。
スープの素もそのまま舐める。
缶詰のソーセージをのせるのがみんな好き。
いわゆる「ちゃんとしたもの」はステイ先では食べられない。
野菜を食べるという習慣がないし、じっくり料理をするということはめんどくさいらしいから。
ローカルフードよりも、輸入されてきたもの方が簡単便利でおいしいんだって。
米と肉や魚が普通。
その辺でコッココ歩いてるニワトリも、今日の夜にはしめられてスープになる。
家族そろっていただきますの習慣はない。
みんなが好きな時に好きなものを好きなだけ食べる。
1日3食なんて決まってない。
おいしいものが食べたかったら自分で作るしかない。
左上は、ほんもののラーメン。麺を自分で日本から持ってきたボランティアの方の力作。
右上は、ほんものの肉うどん。みんなで小麦粉から麺を作って、肉をことこと煮てだしも作りました。
電気コンロが主流。焼肉をしようとしたらこんなことに。
シュークリームが食べたい!
それなら作る。
生きていく上で欠かせないこと。
あるものを、文句を言わずに食べられる能力。
自分の健康は自分で守ること。
必要なものを摂取し、要らないものを排出できる体を作ること。
一緒に食べるっていうこと。
命をいただくということ。
食べたものが自分の体の血や細胞となって生きていること。
おいしいものをおいしいと感じて、幸せだと思うこと。
毎日言われること。
コトモンゲ!(come and eat!)
ポンペイの人は食べているところに他の人がいたらかならず誘います。
シェアする文化が受け継がれているところです。
帰国まで
あと、279日。
あと、836食。
たぶん
もともと、ここのインターネット事情はあまりよくなくて、不安定。
あたしの住む家がたまたまWIFI圏内なので、
プリペイドカードがあればワイヤレスがつながるときもありました。
でもとても不安定で、何週間もつながらないときもあるし、
調子がいいときも、雨が降ったら切断されちゃったりと、
今日使えるかどうかというのは、
帰ってパソコンを開けてみないとわからない、運だめし。
放課後、確実なインターネットアクセスを求めて
島内をあっちこっちして、ネット難民してました。
でも今年からADSLを各家庭につなげることができるようになったので、
まわりの日本人はさっそく申し込んで取り付けていました。
でも申し込んでからモデムをもらえるまで、なぜか1カ月もかかる!
ここの通信会社は1社が独占していて、サービスなんてないようなもの。
窓口の人の応対は、普通の日本人ならクレームものです。
催促をしないと全く進めてくれない、待ってばかりでは彼らは動かない、
というアドバイスを、通信会社と対戦済みの経験者が口をそろえてしました。
まあ、ここだし?
そんなに早く取り付けてくれるなんて、最初からあたしも期待してません。
だから、「待ってるのよ~」とさりげなくアピールする程度にしてました。
気長に、忍耐強く、あてにせず、あきらめず・・・・
この1年で得たここで生きていく要領です。
しかし!
連邦政府で働くボランティアの方が、申し込んでから1週間でついたというではありませんか。
あたしが申し込んだのより3週間も後なのに。
これにはちょっとショックを受けて、同僚に愚痴ってしまいました。
すると、「ひどいわね。島の人はね、年上で、お金持ちの男性を優遇するのよ。」とな。
商売ですから、お金のにおいがするほうがいいってことか。
汗だくで、小汚い格好の小娘が毎日来たところで、何の影響力もないってことか。
アンフェアですね。悔しかった。
ので、最終手段に出ました。
あたしのステイ先のお父ちゃんもお母ちゃんも金持ちで結構権力があります。
わりと島では嫌われてるみたい。(ほとんどの金持ちは性格が悪いらしい)
この人たちに言ったら、たぶん会社に文句をつけてくれる。
親戚も働いてるし。
でもなんとなく、ズルイ気がして、
しかもお母ちゃんとかたまにヒステリーで何言うかわかんないし、
ちょっと怖いから、思いとどまっていたんだけど、
ここは、目には目を、ってやつですね。
そしたらあっけない。
その日のうちにつながりました。
なんのこっちゃない、ふつうにやれば1日でできる仕事を、
あたしは気長に1カ月も待ってあげていたのか。。。
ちょっと親切すぎたかな。。。
しかし、さあ使うぞ、という夜ですよ。
なーんと、 全 島 停 電。
停電なんてめずらしいことですよ。
ついてないのか、罰なのか。
パソコンの画面の右下に、
ずーっと安定してあおいまるが光っていることのありがたさと、
それが、遠く離れた小さい島のあたしの心をどれくらい満たしてくれるかということ、
そしてそれを手に入れるまでの苦労話でした。
写真は、通信会社で待っている間に、おつかいで電話代を払いに来た、ころころしたこども。
ふつう、家に誰かしらこどもの面倒を見てくれる人というのはいるものなのだけど、誰もいないときは、一緒に連れてきちゃう。
同僚のM先生のこどもは3歳。
本当の息子じゃないけど、保護者がいない親戚の子を養子にして育てています。
先生の旦那さんが面倒をみてくれないので、しぶしぶ先生は学校に彼を連れてきています。
当たり前だけど授業中でも静かにしていてはくれません。
ご飯を食べたり、走り回ったり、せっかく書いた板書を消しちゃったり、生徒のひざの上できゃっきゃ笑ってたり。
昼休みは面倒見のいい生徒が一緒に遊んでくれます。
誰も邪魔だ、といって怒らない。
みんなに愛されてすくすく育っていて、とても恵まれているように見えます。
彼はあたしのことを「あいこちぇんちぇえ」と呼んでくれます。
ときどき、「まみままん」と言います。
たぶん「すみません」を言いたいのだと思う。
たまらんかわいさです。
彼は最近、親戚のお姉ちゃんに髪の毛を切ってもらったんだけど、失敗してしまったので、丸坊主にされました。
ポンペイ語でボウズは「モンコイコイ」といいます。
音がかわいくて気に入って何回も言いたくなってしまう。
******
新学期が始まって、今のところあたしはまだ自分のペースをつかめていないけど、もうすこしたてば落ち着く気がする。
経験があるというのはすごく心強いことなんだと実感する。
学校の様子はすこし奇妙。
例年よりもだいぶ多い新入生を迎えて、もともとマンモス校だったのに、さらにすごいことに。
休み時間の生徒の大移動は圧巻で、あたしは教室から出る気がなくなってしまう。
ほかの先生は「今年のフレッシュマンは態度がわるい!特に○○(小学校の名前)出身の子たちの言葉づかいはひどいよ!」と嘆いていた。
なにか問題が起きそうな予兆はずっとあったのだけど、ついに昨日飲酒騒ぎが勃発!
新入生の女の子3人が校舎の影でウォッカを飲んでいたらしい。
校長先生に見つかると、走って逃げたので、校長先生も走って追いかけたらしい。
今までも何度かそんなことは起こっていたのだけど、ついに校長も激怒。
毎朝配られる連絡の中にも、off-limit area(生徒立ち入り禁止の場所)についての言及ばかりになり、先生たちに生徒をmonitorするように、との命令が下った。
たいてい昼休みは生徒たちと一緒に教室でお昼ごはんをシェアして食べるのが日常だったのだけど、昼休みは生徒たちは全員食堂に監禁されることになってしまった。
生徒は約1600人。食堂のキャパでは、明らかにオーバーしている。
そんな人数を食堂に押し込むのは難しい。
校長先生は大きな声で「なにしてるんだ!さっさと食堂へ行け!」とどなりながら昼休み中ずっと、広大な校内を歩きまわっている。
悪いことをしたい子たちは、たいてい学校でしようとする。
家には誰かしら家族がいるし、どこかに行くにしても車がなければいけないし。
そして、ポンペイにいたら、どこに行っても、誰かしら顔見知りがいる。
どこどこの家のだれだれの子がね…、とすぐにうわさがひろまっちゃう。
だから授業をさぼって、校舎の影のジャングルがいちばんの隠れ家だったりする。
管理しきれないのなら、そんなにほいほい生徒を増やさなければいいし、
学校を分けるべきだと思う。
でも予算も先生も足りないし。
そして子どもだけが増えていく。
無計画で無秩序な社会で、
それでもみんな、ふつうに暮らしている。
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200703-10@chiangmai, thailand
200710-200906@shizuoka, osaka, etc.
200906-201106@pohnpei, micronesia
201110-@Malaysia