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ポンペイのボランティア仲間用語で、
誰かがポンペイに来訪することを「来ポン(ライポン)」
ポンペイに住んでいる人がポンペイに帰ってくることを「帰ポン(キポン)」
他州のボランティアが総会などでポンペイに上京することを「上ポン(ジョウポン)」
と言います。
他に、村に住んでいるボランティアがコロニアという中心部に来ることを「上がってくる」などと言います。

11月は祝日が多く、4連休がありました。
去年はチュークに遊びに行ったなぁ。
今年は日本から、弟が友達を連れて遊びに来ていました。
あまりに顔が似ているため、出会う人みんなに笑われました。

あたしには、もう日常になりすぎて退屈な場所も、
バイトと卒論に追われる都会の若者くんたちには、新鮮だったようで、
その反応に、改めて、あたしは南の島にいるんだなぁ、と実感させられました。

貧乏学生なので、滞在中はホテルには1泊だけで、
ステイ先の家に一緒に泊まらせてもらいました。
狭いけど、あたしの部屋で一緒に寝るといったら、
ホストマザーは「ポンペイのカルチャーではそれはダメ」と言って
朝5時から掃除をして、部屋を用意してくれました。

もともと、兄妹・姉弟というのはお互い恋愛の話をしないとか、
そういう文化があることは知っていたけど、
そんなきびしいんだということは初めて知った。

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1泊したビレッジホテル。
2つベッドがあったのだけど、
あたしがひとつ占領してしまったため、
でかい図体の男子が2人で窮屈そうに寝る羽目に。




最初は物置になっているスペースにドアをつける工事をするとかまで言い出したので、
それは必死で止めて、なんとか思いとどまってくれたようだけど、
新しいコーヒーメーカーや、トースターを買ったり、
マングローブガニを買ってきたり、朝ごはんにスープを作ったり(初めて!)
とにかくすごい大歓迎ぶりで、逆に申し訳なくなるくらい。
こちらの人たちにとって、「家族が来る」というのは一大イベントなのだ。
今まで友達が何人か来たことがあるけど、それとは比べ物にならないほどの対応だった。

でも弟もその友達もこども好きで、恩返しに足るほど
うちのモンスターたちと朝から晩まで遊んでくれたので、
こどもたちは大喜びで、ずーっとうしろをくっついてまわり、
そのまま一緒に寝そうな勢いだった。

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真剣バスケ。










DSC_0716.jpg



ふたご。








あたしはいつも学校からそのまま用事がある場所に行って、
最近は放課後も観光局で日本語教室もやっているので
週の何日かは夕飯も外で済ませてくるし、
帰宅すると部屋に閉じこもり、一人で読書したり映画観たりメールしたり仕事したりしているので、
ホームステイというか、もはやただの間借り人という感じである。
まさに穀潰し。。。反省。

たまに家族サービスしなきゃと勇んでこどもの相手をすることもあるけど、
バスケも下手だし、テレビゲームも全然できないので、
せっかくプレステがあるのに遊び相手にならないという始末。
かろうじて、歌を歌ったり、あやとりの手品をしてあげると一躍人気者になれるのだが、
延々とせっせっせをやらさるのに疲れて、こどもより先に眠くなってしまうこともしばしば・・・。
(ちなみにあたしはだいたいいつも10時くらいに寝ている)

そんなイケてない居候を見慣れているので、今回バスケの相手もプレステの相手もしてくれるし、
しかもDSという珍しいゲーム機も持ってるし、夜遅くまで一緒に遊んでくれる!
という、若い外人の男の子がやって来たというのはこどもたちにとって、
それはそれは、歴史的なものすごい大事件だったのだ。

帰国の夜、あたしたちが空港に行ったあと、12歳の男の子がわんわん泣いていたらしい。
いつもちびっこたちの中にいるから、その子はすごくお兄ちゃんに見えて、
あたしもついつい大人扱いしてしまうけど、でもやっぱり12歳なんだな。

今まで、ステイ先の人間関係や、生理的に無理なことや、
食事や、一人になれない環境やなんやかんやで、気持ちがまいってしまって、
本当にホームステイを辞めたいと思ったことが何度もあって、
実際に、しばらく距離を置いていた時期もあった。

だけど、今回は続けていてよかったな、と初めて思った。

もし、自分が日本に住んでいて、自分の家に外国人がホームステイすることになったら。
きっと歓迎するし、一緒に楽しもうとはもちろん思うと思うけど、
でも、ここまで、こんなにホスピタリティを持って接することができるかな、と思う。
ほんとに感謝してもしつくせない。
あたしはどうやったら、ちゃんとありがとうを伝えられるかな。。。
クリスマスに、高価なプレゼントを買ってくるとか、そういう「モノ」じゃなくて、ほかのなにかで。
残りの時間でめいっぱい、恩返ししなくては。。。


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けっこう大きいカスミアジ。
宿泊費としてステイ先に献上。






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ふしぎな流木があるサンゴガーデン。







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ニモの仲間発見。






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1Q84を読みました。
あたしは本でも映画でもなんでもその世界に入ってしまうと
終わりまで出てこられないので、ちょこちょこ読み進めるということができないため、
読書で寝不足、首が筋肉痛(姿勢悪い)ということがしょっちゅうある。
読んで以来、夜ふと空を見ては月が2つ浮かんでないかどうか確かめてしまいます。

***

こんなにのんびりした島と、まったく似合わないもののようだけれど、
実は「自殺」が多いのです。しかもその多くは10代の若い子どもたちです。
(最近は減ってきたみたいだけど、でも人口に対しては多いと思う。)
 
このあいだ、去年同僚のM先生のクラスにいた身近な生徒が首をつりました。
わたしは写真を見ても、よく思い出せない子のですが、たぶんかなりおとなしい子でした。
自殺した理由は、予期せぬ妊娠してしまい、親が怒って叩かれるのが怖かったから、らしい。
彼女のお姉さんも去年教えた違うクラスにいたのですが、
彼女も産休をとり、そのまま学校を辞めてしまいました。
きっとお姉さんが親にひどく怒られて叩かれたところを見ていたんだと思う。
それが怖くて、でも逃げられないし、お腹の子はどんどん大きくなるし、
誰にも相談できずに、そんな結果になってしまったのかな。
 
ほかにも自殺の理由は「親に結婚を認めてもらえなかったから」とか
「親にひどく怒られて叩かれたから」とか、とにかく、親・家族との人間関係がほとんど。
 
小さいコミュニティー。
狭い人間関係。
ずっとここで生きていくしかない。
逃げ場がない。
 
家族の中で自分の居場所がなくなってしまったとき、
それは彼らにとって耐えがたい絶望となってしまうようです。
 
あたしが直接的に、何をできるわけでもないけど、
日本語を学ぶことは、つまり外国語に触れることというのはその言葉の持つ文化、
その国の人たちの考え方も同時に学ぶことでもあって、
全然知らない、自分がいる世界とはまったく違う世界があるんだ、
と知ることは、彼らの世界観を少しでも広げるきっかけにはならないだろうか。

日本語を勉強したからといって、家族の問題が解消するわけではないけど、
何か考え方の方向転換というか、切り口の違うものの見方を伝えられたらいいのになぁ、と思う。

*** 
 
元気そうに見えたワサビさんも、ついに天に召されてしまいました。
急に泡を吹いて痙攣をおこし、その後なにも食べないし、飲まないし、衰弱してしまいました。
島に獣医が常駐してないから、どうしようもなくて、ただ見ててあげることしかできなかった。
 
なんだか最近不穏なニュースばかりな気がする。
なにか気分が明るくなるようなことがないかいな?
 
自分から作るしかないのかね。
 
でも今、活動は珍しく追い風。
1年4カ月目にして、初めて、
「乗ってきてる」という感触が確かにある。
 
なにか、形にしなきゃ。


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書道アクティビティのインパクト賞。

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4匹生まれた子猫のうち、生き延びたのは1匹のみ。
3匹が立て続けに死んでしまったときはちょっと落ち込みました。
(ねこが死んだことそのものよりも、ポンペイ人の死生観があたしにはちょっと受け入れがたいときがある。)
今は残った1匹の世話に手を焼いています。

ものすごいうるさい。

みーみーみーみー

朝方から泣きわめいてご飯をねだる。
(食べ過ぎて腹が球型になっている)
お腹いっぱいになっても、まだ力いっぱい

みーみーみー。

そのちっこい体のどこからそんなでかい声が出るのかわからん。
そしてその持続力。

うちはお店を併設しているので、お客の車の出入りがけっこうあります。
轢かれては大変なので、段ボールに閉じ込めているのだけど、
それがとにかく嫌なのだそうです。(たぶん)

さみしいんだね。

証拠に、膝に乗っけてなでなでするとゴロゴロしておとなしくなります。

誰かについて歩きたがり、
その人が座ればよじ登りたがり、
もっとなでろと言わんばかりにみーみーみー。

とにかくその欲望を満たしてあげなければ、なきやむことはない、
こっちが根負けするまでなきづつける、つわもの。

わがまま放題だけど、強い生命力だ、さすが生き残り。

しかしうるさい。

名は、ワサビさん。
死んでしまった兄弟はショウユ、マグロ、カツオだった。
全部そのままポンペイ語でも同じ意味。

チェンマイにいたときの学生が、犬の名前に「スシ」とつけていて、
犬の話をするときに必ず、「スシさんは・・・」と、さん付けで呼んでいたのが大好きだったから、
ちょっとマネしてみた。

8ヶ月後、わたしが帰っても、ワサビさんがいたら、家族もときどきはわたしのことを思い出してくれるかもしれない。
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